いちにち幸福ガール

服のサビで思い出してくれる

可愛く映れもしないフィルムに

撫で回す様に心奪われた。

月のように生きられたら

君は何を許してくれるだろう。

意味なんてない。

何も君に渡せはしない

風が酷く吹き荒れる夏の夜に

君が託した糸の束を

両手首に強く、固く、縛りつけた。

「もう何処にもいかないで」

辟易なコンテンツ

そう、僕はすべて叫んだ。

 

我が物顔が肝に触る