2018-06-12 再生と記憶 誰が僕を殺したのだろう 常に目の前は真っ暗で 騒音が酷く耳に刺さる 手の感覚は切断されたためか 全く感じられない ただただ歩いて 踏みつけた石や土砂を 口へと運ぶ その多くは酷く生臭く 味もしない このままでいいのだろうか 悲しみからか痛みからか 僕の目からは涙が出ている 涙の色も味も感触も わからないまま 時間だけが 優しく、残酷に進んで行く